2013年04月30日
レポート 南の島のモリモリ森の宝物
みなさま
こんにちは
海森学校事務員の比嘉晶子です
3月23日(土)に開講した「南の島のモリモリ森の宝物」
レポートがすっかり遅くなってしまい、たいへん申し訳ございませんでしたm(_ _)m
毎回、「働く母でございまして・・・」と言い訳するのがだんだん恥ずかしくなってきました。。
なにとぞ長い目で見守っていただけますと幸いでございます(*^^*)スミマセン!
さて、3月23日の石垣島は、まさに『うりずん』
風さわやか~~
木もれ日キラキラ~~
あぁありがたいなぁ~、って、幸せを感じるような素晴らしいお天気でしたネ
午後1時に、モリモリ森の入り口に集合し、、
さっそく森探検に出発~
隊長のお話
海森学校の“隊長”リフトアップ石垣島エコツアーの青木康夫さんです
いつもお世話様です!!
「先生、先生・・」と何度も隊長に質問する男の子
おいでおいで!なんでも聞いて!いっぱいお話ししよう
見てくださ~いこれは"地衣類"ですよ~
もう一人の解説係、普天間“ちゃーがんじゅー”明日香さん
(↑抱っこしてる手が明日香隊員)
地衣類(ちいるい)ってなあに
地衣類とは菌類の仲間で、必ず藻と共生し、互いに助け合って生活しています。
菌は藻に住み家と水分を与えるかわりに、藻が光合成で作った栄養(炭水化物)を利用して生活します。
私たちの身近でも見ることができますが、大気汚染や環境の変化には弱い種類が多いために、
都市の周辺からは急激に姿を消しつつあります。
自然が元気な森の中などで、地表や岩石、木の幹をきれいに覆っている地衣類を見つけてみてね
森探検の楽しさがまた広がるよ~
モリモリ森をモリモリと歩いていくと・・・・・
モリモリ森の主『モリモリのがじゅまるさん』に会うことができました
うれしいな~
ゆうゆうと・・・のびのびと・・・
優しく子どもたちを迎え入れてくれます
こんにちは!!おじゃまします!
また会いに来ました~
授業後のアンケートより・・・
「大きなガジュマルの木に生き物がたくさんいた。森からたくさんパワーをもらいました。」(10歳女の子)
さぁ、もう子どもたちは自然とガジュマルさんに抱きついて・・・上へ上へと登りだします
キジムナーの行列だぁ
子どもはどこだ?何人かくれんぼ?
ガジュマルさんを見上げる男の子
・・・不思議の秘密、なんだかわからないけどとても大きなもの・・・・
・・・・ここにあるのかな・・・・
男の子の真摯な表情がとても印象的でした
あっちの大木、こっちの大木、まだまだ登るぜ~~
元気いっぱいのモリモリ探検隊の進む先にあったのは・・・・・
そして・・・森を抜けると・・・海だった~~
海辺のひと時。家族の時間。
いい気持ちだね、楽しいね、こころがのびのびするね
おしりも出たよ~
さぁ、今日一日の感謝をこめて、海森学校恒例のゴミ拾いです
分別ぶんべつ・・・しっかりやろう
これは資源かな・・それとも不燃かな?
子どもたちも「ボランティアゴミ分別表」を見ながら、とっても熱心に分別してくれました
毎回本当にいい勉強になるんです
自然を大切にしなければという気持ちが、自然とわいてくるんです
授業後のアンケートより・・・
「海のゴミ拾いが楽しかった。ぼくも海が好きだし海をきれいにしたかったら。またやりたいです」
(10歳男の子)
子どもたちが、"自分がこの自然のために役に立っている"ということに、
本能的に喜びを感じていることが伝わってきます。
ゴミを片手に帰り道
ゴミ袋はちょっと重いけど、なんだか心はふんわり軽いんだよね~
わっしょい運ぶよ!まかせとけ!
重いの持ってもガッシガッシ歩みつづけてるのでカメラがおいつきません、たのもしいぞぅ!
集めたゴミを前にみんなでハイチーズ!
みんなの笑顔が最高~!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
青ちゃん隊長からお手紙が届きました
森で見つけた「軽石」のヒ・ミ・ツ・のことだよ
あおちゃん隊長は、ブログでも今回の授業のレポートをUPしてくださいました
Let’s Check!!⇒リフトアップ石垣島エコツアー「海森学校3月の授業」
あおちゃん隊長からの手紙
☆当日、何人かの方に軽石について間違った説明をしてしまったので訂正しておきます。
灰褐色の軽石は1924年(大正13年、関東大震災の翌年)10月31日の朝、西表島の北北東約20kmの沖合(御神崎の沖)で海底噴火したさいに出来た物、という記録があります。 その時は西表や石垣の海(海岸)が軽石でいっぱいになったそうです。 石垣島地方気象台のHPにわれらが海森学校の校長・正木氏が書いた記事(南風(ぱいかじ)日記)があり、当時の画像も掲載されています。 海森ブログでも2010.1.5に正木氏が書いた記事が出ていますので、良かったらご覧下さい。 http://umimori.ti-da.net/d2010-01.html
また、1986年1月に小笠原諸島最南端・福徳岡の場という海底火山の爆発によって出来た軽石も「黒潮反流」という海流にのって石垣に大量に漂着したそうですが、その軽石も灰褐色や茶色で直径3~4センチの小さい物ばかりだったと正木氏が教えてくれました。
あれ?どっちも同じ色じゃん?!という事になりますが、正木氏は「自分は大きさで区別していたが色では区別つかない」と言っています。 さらに調べてみると一番有力な記録が見つかりました。 「琉球大学理学部海洋学科の加藤佑三教授」の論文で「問題の西表海底火山の軽石は白色で~」というのと「福徳岡の場で火山噴火があり、灰色の軽石が放出された~」と書いています。 少なくとも白色と灰色は間違いないようです。 「おいおい、茶色や灰褐色のは?」 う~む、謎のままですね。 加藤教授に聞いたら分かるかな? ちなみに加藤教授とも正木氏は知人で、教授が石垣にいる時には良く一緒に勉強会を開いていたそうです。 いずれもの軽石のおかげで黒潮の流れがかなり正確に分かるようになった事だけは間違いないんですけどね。
間違った俗説を解説してしまい、ごめんなさい。 これに懲りずにまた来て下さいね!(あおちゃん)
《シマヤマヒハツ/トウダイグサ科(方言名:やもみ)》
常緑の小高木。葉は互生する。花は雌雄異株。花序は3~6月頃枝先から出、液果は初め紅色、のちに黒紫色に熟す。果実は甘く、食べられる。果実酒などにする人が多い。庭木によくある。九州(与論島以南)、沖縄、台湾、フィリピンに分布する。
《リュウキュウガキの樹皮によくみられた地衣類》
地衣類→菌類と藻類というふたつの生物からなる共生生物である。菌類がサンドイッチのように藻類を囲み乾燥から守っている。藻類は光合成をして菌類に炭水化物を与え、菌類は風でやってきた雨水やほこりから水分や養分を吸収して藻類に与える。地上、岩上、樹皮上などに着生するものが多い。
《コミノクロツグ/ヤシ科(方言名:まーに)》
山地の樹下に生える低木。クロツグより実が小さいので小実のクロツグと名付けられた。「まーに」は「真に役に立つ根」という意味で、以前は葉鞘が腐ってできた黒い繊維を編んでロープに利用した。乾燥した葉を編んで子どもの玩具や小物入れなどを作るおじーおばーがいたりする。
《ガジュマル/クワ科》
沿海地に生育する常緑高木。四方に大きく枝を広げ、枝から気根を多数垂らす。アコウとともにイチジクの仲間。イチジクコバチ類が送粉を行う。
沖縄では防風林、防潮林、公園樹として植栽される。
《アコウ/クワ科》
沿海地に生育する常緑高木。いっせいに落葉したあとすぐに新葉を出す傾向があるが、時期や周期は一定していない。幹の周囲から気根をたくさん出すがガジュマルのように高い枝から気根を垂らすことはない。
《イリオモテアザミ/キク科》
海岸の砂地に生える大型の多年草。茎は直立し、高さ20~100センチほどになる。沖縄本島にみられるシマアザミの変種で、花が白くないこと、葉の裏に密毛があることなどで区別できる。硬い葉、するどい棘で全身を守っている。種子は風でとばされる風散布植物。
《リュウキュウツチトリモチ/ツチトリモチ科》
多年生の寄生植物。サンゴ礁石灰岩地域の海岸林内に生え、リュウキュウガキやクロヨナなどに寄生し、種子で繁殖する。花穂は帯紅色で円頭、微少な雌花が密布する。雄花は花穂の基部を取り巻くようにつく。沖縄県の準絶滅危惧種に指定されている。
《葉脈だけになったクワノハエノキの葉っぱ》
ネバルの森の大ガジュマルのあたりにこんなふうにすっかすかになった葉っぱがたくさん落ちています。きれいに葉脈が残っているのでレースの編み物みたいですね。額に入れて飾ったりして楽しめそうです。
こんにちは
海森学校事務員の比嘉晶子です
3月23日(土)に開講した「南の島のモリモリ森の宝物」
レポートがすっかり遅くなってしまい、たいへん申し訳ございませんでしたm(_ _)m
毎回、「働く母でございまして・・・」と言い訳するのがだんだん恥ずかしくなってきました。。
なにとぞ長い目で見守っていただけますと幸いでございます(*^^*)スミマセン!
さて、3月23日の石垣島は、まさに『うりずん』
風さわやか~~
木もれ日キラキラ~~
あぁありがたいなぁ~、って、幸せを感じるような素晴らしいお天気でしたネ
午後1時に、モリモリ森の入り口に集合し、、
さっそく森探検に出発~
隊長のお話
海森学校の“隊長”リフトアップ石垣島エコツアーの青木康夫さんです
いつもお世話様です!!
「先生、先生・・」と何度も隊長に質問する男の子
おいでおいで!なんでも聞いて!いっぱいお話ししよう
見てくださ~いこれは"地衣類"ですよ~
もう一人の解説係、普天間“ちゃーがんじゅー”明日香さん
(↑抱っこしてる手が明日香隊員)
地衣類(ちいるい)ってなあに
地衣類とは菌類の仲間で、必ず藻と共生し、互いに助け合って生活しています。
菌は藻に住み家と水分を与えるかわりに、藻が光合成で作った栄養(炭水化物)を利用して生活します。
私たちの身近でも見ることができますが、大気汚染や環境の変化には弱い種類が多いために、
都市の周辺からは急激に姿を消しつつあります。
自然が元気な森の中などで、地表や岩石、木の幹をきれいに覆っている地衣類を見つけてみてね
森探検の楽しさがまた広がるよ~
モリモリ森をモリモリと歩いていくと・・・・・
モリモリ森の主『モリモリのがじゅまるさん』に会うことができました
うれしいな~
ゆうゆうと・・・のびのびと・・・
優しく子どもたちを迎え入れてくれます
こんにちは!!おじゃまします!
また会いに来ました~
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モリモリの森=ネバル御嶽の森ってどんな森?
1771年の明和の大津波ののち、約240年をかけて育ってきた森(沖縄県指定天然記念物)
御嶽を守る森(鎮守の森、聖域)として人々が畏れ敬まってきたことで、
島の“原風景”の森として保全されきました。
クワノハエノキ・ハマイヌビワ・テリハボク・モモタマナ・ガジュマル・アコウなどの
島の在来種の樹木がこんもりモリと繁り、風を通しにくい暗い森をつくっています。
寒くてゴウゴウ風の強い日でも、一歩森に入ると、不思議としーんと静かであったかいんですよ
1771年の明和の大津波ののち、約240年をかけて育ってきた森(沖縄県指定天然記念物)
御嶽を守る森(鎮守の森、聖域)として人々が畏れ敬まってきたことで、
島の“原風景”の森として保全されきました。
クワノハエノキ・ハマイヌビワ・テリハボク・モモタマナ・ガジュマル・アコウなどの
島の在来種の樹木がこんもりモリと繁り、風を通しにくい暗い森をつくっています。
寒くてゴウゴウ風の強い日でも、一歩森に入ると、不思議としーんと静かであったかいんですよ
そう・・・モリモリの森は、自然の力と秘密がいっぱい詰まった「タイムカプセルの森」、
大切な大切な神様の森なんだね
だから、「お邪魔します、ありがとうございます」の気持ちを忘れてはいけないんだね
大切な大切な神様の森なんだね
だから、「お邪魔します、ありがとうございます」の気持ちを忘れてはいけないんだね
授業後のアンケートより・・・
「大きなガジュマルの木に生き物がたくさんいた。森からたくさんパワーをもらいました。」(10歳女の子)
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さぁ、もう子どもたちは自然とガジュマルさんに抱きついて・・・上へ上へと登りだします
キジムナーの行列だぁ
子どもはどこだ?何人かくれんぼ?
ガジュマルさんを見上げる男の子
・・・不思議の秘密、なんだかわからないけどとても大きなもの・・・・
・・・・ここにあるのかな・・・・
男の子の真摯な表情がとても印象的でした
あっちの大木、こっちの大木、まだまだ登るぜ~~
元気いっぱいのモリモリ探検隊の進む先にあったのは・・・・・
御嶽(根原御嶽)でした
教わるわけでもなく、みんな厳かな気持ちになるものです
教わるわけでもなく、みんな厳かな気持ちになるものです
森の中は・・・
踏みしめる土のにおい
どこからか甘~い香り
カサコソと虫たちの動き回る音
遠くから海の鳴る音・・・
命の気配でみちみちていたね
踏みしめる土のにおい
どこからか甘~い香り
カサコソと虫たちの動き回る音
遠くから海の鳴る音・・・
命の気配でみちみちていたね
そして・・・森を抜けると・・・海だった~~
海辺のひと時。家族の時間。
いい気持ちだね、楽しいね、こころがのびのびするね
おしりも出たよ~
さぁ、今日一日の感謝をこめて、海森学校恒例のゴミ拾いです
分別ぶんべつ・・・しっかりやろう
これは資源かな・・それとも不燃かな?
子どもたちも「ボランティアゴミ分別表」を見ながら、とっても熱心に分別してくれました
毎回本当にいい勉強になるんです
自然を大切にしなければという気持ちが、自然とわいてくるんです
授業後のアンケートより・・・
「海のゴミ拾いが楽しかった。ぼくも海が好きだし海をきれいにしたかったら。またやりたいです」
(10歳男の子)
子どもたちが、"自分がこの自然のために役に立っている"ということに、
本能的に喜びを感じていることが伝わってきます。
ゴミを片手に帰り道
ゴミ袋はちょっと重いけど、なんだか心はふんわり軽いんだよね~
わっしょい運ぶよ!まかせとけ!
重いの持ってもガッシガッシ歩みつづけてるのでカメラがおいつきません、たのもしいぞぅ!
集めたゴミを前にみんなでハイチーズ!
みんなの笑顔が最高~!
モリモリの森さん、今日は一日ありがとうございました
楽しくて楽しくて、元気がモリモリわいてきて、なんだか森の魔法にかかったみたいでした
参加してくれたみんな!
キミの心に“モリモリの種”が、蒔かれたからね
これからキミの心に、
あのガジュマルさんみたいに大きくてあったかくて優しい、
モリモリの木が育っていくよ
自然と人が仲良く生きる未来のために・・・
モリモリ元気に、そして賢く、育っていっておくれ~
楽しくて楽しくて、元気がモリモリわいてきて、なんだか森の魔法にかかったみたいでした
参加してくれたみんな!
キミの心に“モリモリの種”が、蒔かれたからね
これからキミの心に、
あのガジュマルさんみたいに大きくてあったかくて優しい、
モリモリの木が育っていくよ
自然と人が仲良く生きる未来のために・・・
モリモリ元気に、そして賢く、育っていっておくれ~
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青ちゃん隊長からお手紙が届きました
森で見つけた「軽石」のヒ・ミ・ツ・のことだよ
あおちゃん隊長は、ブログでも今回の授業のレポートをUPしてくださいました
Let’s Check!!⇒リフトアップ石垣島エコツアー「海森学校3月の授業」
あおちゃん隊長からの手紙
☆当日、何人かの方に軽石について間違った説明をしてしまったので訂正しておきます。
灰褐色の軽石は1924年(大正13年、関東大震災の翌年)10月31日の朝、西表島の北北東約20kmの沖合(御神崎の沖)で海底噴火したさいに出来た物、という記録があります。 その時は西表や石垣の海(海岸)が軽石でいっぱいになったそうです。 石垣島地方気象台のHPにわれらが海森学校の校長・正木氏が書いた記事(南風(ぱいかじ)日記)があり、当時の画像も掲載されています。 海森ブログでも2010.1.5に正木氏が書いた記事が出ていますので、良かったらご覧下さい。 http://umimori.ti-da.net/d2010-01.html
また、1986年1月に小笠原諸島最南端・福徳岡の場という海底火山の爆発によって出来た軽石も「黒潮反流」という海流にのって石垣に大量に漂着したそうですが、その軽石も灰褐色や茶色で直径3~4センチの小さい物ばかりだったと正木氏が教えてくれました。
あれ?どっちも同じ色じゃん?!という事になりますが、正木氏は「自分は大きさで区別していたが色では区別つかない」と言っています。 さらに調べてみると一番有力な記録が見つかりました。 「琉球大学理学部海洋学科の加藤佑三教授」の論文で「問題の西表海底火山の軽石は白色で~」というのと「福徳岡の場で火山噴火があり、灰色の軽石が放出された~」と書いています。 少なくとも白色と灰色は間違いないようです。 「おいおい、茶色や灰褐色のは?」 う~む、謎のままですね。 加藤教授に聞いたら分かるかな? ちなみに加藤教授とも正木氏は知人で、教授が石垣にいる時には良く一緒に勉強会を開いていたそうです。 いずれもの軽石のおかげで黒潮の流れがかなり正確に分かるようになった事だけは間違いないんですけどね。
間違った俗説を解説してしまい、ごめんなさい。 これに懲りずにまた来て下さいね!(あおちゃん)
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モリモリの森 ぷち写真集
~文章・写真:普天間康宗&明日香~
~文章・写真:普天間康宗&明日香~
《シマヤマヒハツ/トウダイグサ科(方言名:やもみ)》
常緑の小高木。葉は互生する。花は雌雄異株。花序は3~6月頃枝先から出、液果は初め紅色、のちに黒紫色に熟す。果実は甘く、食べられる。果実酒などにする人が多い。庭木によくある。九州(与論島以南)、沖縄、台湾、フィリピンに分布する。
《リュウキュウガキの樹皮によくみられた地衣類》
地衣類→菌類と藻類というふたつの生物からなる共生生物である。菌類がサンドイッチのように藻類を囲み乾燥から守っている。藻類は光合成をして菌類に炭水化物を与え、菌類は風でやってきた雨水やほこりから水分や養分を吸収して藻類に与える。地上、岩上、樹皮上などに着生するものが多い。
《コミノクロツグ/ヤシ科(方言名:まーに)》
山地の樹下に生える低木。クロツグより実が小さいので小実のクロツグと名付けられた。「まーに」は「真に役に立つ根」という意味で、以前は葉鞘が腐ってできた黒い繊維を編んでロープに利用した。乾燥した葉を編んで子どもの玩具や小物入れなどを作るおじーおばーがいたりする。
《ガジュマル/クワ科》
沿海地に生育する常緑高木。四方に大きく枝を広げ、枝から気根を多数垂らす。アコウとともにイチジクの仲間。イチジクコバチ類が送粉を行う。
沖縄では防風林、防潮林、公園樹として植栽される。
《アコウ/クワ科》
沿海地に生育する常緑高木。いっせいに落葉したあとすぐに新葉を出す傾向があるが、時期や周期は一定していない。幹の周囲から気根をたくさん出すがガジュマルのように高い枝から気根を垂らすことはない。
《イリオモテアザミ/キク科》
海岸の砂地に生える大型の多年草。茎は直立し、高さ20~100センチほどになる。沖縄本島にみられるシマアザミの変種で、花が白くないこと、葉の裏に密毛があることなどで区別できる。硬い葉、するどい棘で全身を守っている。種子は風でとばされる風散布植物。
《リュウキュウツチトリモチ/ツチトリモチ科》
多年生の寄生植物。サンゴ礁石灰岩地域の海岸林内に生え、リュウキュウガキやクロヨナなどに寄生し、種子で繁殖する。花穂は帯紅色で円頭、微少な雌花が密布する。雄花は花穂の基部を取り巻くようにつく。沖縄県の準絶滅危惧種に指定されている。
《葉脈だけになったクワノハエノキの葉っぱ》
ネバルの森の大ガジュマルのあたりにこんなふうにすっかすかになった葉っぱがたくさん落ちています。きれいに葉脈が残っているのでレースの編み物みたいですね。額に入れて飾ったりして楽しめそうです。
Posted by 石垣島海森学校 at 16:34│Comments(0)
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