2012年10月25日
レポート 河童の学校2012
みなさま、こんにちは

石垣島海森学校 事務局の比嘉です。
9月2日に開催した「河童の学校2012」のレポートをお届けさせていただきます

UPが大変遅くなりましたこと、誠に申し訳なくお詫び申し上げます

事務局=働く母でございまして、、、大変恐縮ながら大目に見ていただけましたら幸いです・・m(_ _)m
9月2日日曜日、桴海・佐久田川にて、今年で3年目となる「河童の学校」を開講しました。
ありがたいことに、海森史上最高にすばらしい天気に恵まれました

今年9月上旬の八重山地方は、台風のあいまとなり、高気圧に覆われ晴れた日が多く、雨もほとんど降らなかったのです。
澄んだ空気、高くなった空、すーっとホッペタをなでてく涼しい風・・・
秋が来るんだなぁ~大自然の恵みだなぁ~あぁ幸せだなぁ~

ほんとーーに気持ちの良い一日でした

しぜんとみ~んなニコニコしてたような気がしますヨ

さぁ、ニコニコ河童探検隊の出発です

今回のレポートは写真満載です。
すてきな笑顔の写真がたくさんあって・・・どれも見ていただきたくて選びきれませんでした~

ニコニコパワーをどうぞたくさんご覧ください

さっそく今年も発見!

「ドコデモオヨグカッパ」(オンナノコ)


「あ!ここ泳げる!」「ここ深いよ!」ってあっちこっちで泳いでましたね

たのもしい


じぃぃーっと、カニの脱皮殻を見つめてます

男の子って、こういうの、好きよね~


「ほーらカニのアパートだよ、家賃はいくらかな?」とアオチャン隊長。
「100万円!」と子どもたち


超~ビッグなオオヒキガエルに遭遇!

オオヒキガエルハンティングのプロ、環境省石垣自然保護官事務所の千田さんも、
「これはデカい・・・」とびっくり

お正月のお供え餅(大)!くらいの大きさがありました。
⇒石垣島オオヒキガエル捕獲大作戦についてはこちらとこちら
⇒八重山毎日新聞の記事はこちら
テナガエビつかまえた!やったね!
最近はなかなかゲットできないテナガエビ。キミもハンターだ!

あとで川に戻そうね~

生き物たちの営み、小さな命を愛おしむことを学ぶのも海森学校の目標です

「サガリバナきれい・・・」と幸せそうに見つめている女の子

お花がとっても似合ってますね



沖縄の島々では、埋立や道路、橋、護岸などの建設によって水辺の形が改変されたり、
流域から土砂が河口へ流入堆積したり、また私達の生活排水や畜舎の排水が流入したりしたために、
水が汚された所がたくさんあり、サガリバナをはじめ水辺の貴重な自然が消えてしまったところが少なくありません。
サガリバナは、そこに健やかな水辺の生態系が残っていることの証なんですね

サガリバナを見たら、自然保護

ありがとう、優しい気持ちをくれる、幻想的なピンクの花さん

よっしゃ~~泳ぐど~遊ぶど~~!!

やっぱり子河童たちの一番のお楽しみは、折り返し地点にある「河童のプール」!


キラキラ木漏れ日の中、なんてイキイキとした子どもたちの姿

この「子河童3人組」は、小さな滝から動こうとしません


みずみずみず・・・

みずみずみず・・・


まだやってる・・・みず・・みず・・みず・・・



澄みきった水の感触を全身で感じて、満足そうな3人でした

こんな純粋な体験を、子どもたちに味わってもらえて、とってもうれしい海森スタッフです

さあ、山から海へと折り返します

ここは冨野小中学校の西村校長先生と子どもたちが作っている水田です。
荒れていたこの一帯が、ピッカピカに輝くような田んぼに変身していました、感動!
「わたしはね、どこでも米をそだてられますよ

山からのきれいな水で育った稲、きーっとおいしく実ることでしょうね


おやつ休憩タイム。
環境省那覇自然環境事務所 石垣自然保護官事務所の千田智基さんに、国立公園についてお話をしていただきました。

ご存知ですか?石垣島の陸域の約3割が「西表石垣国立公園」なのです

千田さんたち環境省の皆さんは、この自然を守り育てるために様々な取り組みを行っていらっしゃいます。
今年の3月には、照間島と鳩間島が公園区域に編入されました。⇒八重山毎日新聞の記事
私たちは、国立公園になるほどの豊かな自然に恵まれていることに改めて感謝

その自然を守ろうと努力されている方がたくさんいらっっしゃることに感謝、そしてとても力強く感じます。
み~んなで力を合わせて、ふるさとの「自然とともにある未来」を作っていけたらいいですね

千田さん、ありがとうございました

さあ、海を目指して出発!

ごらんください!この青くすみきった空、緑の山々


少年たち、そして少年の心を忘れないお父さんたち、なんてハッピーな探検隊なんでしょう

「えーーココ入っていくの??」
はい、海への秘密の抜け道です、ちょっと埋もれますけど・・・^皿^

ジャングル抜けたら・・・・
海だったーーーー


佐久田川の下流、ある場所で川が途切れます・・・あれ?消えた川はどこに行った

こっそりその秘密をお教えしましょう

佐久田川、一度地下にもぐって、こんなところからしみでていたのです

そしてココからも・・・・洞窟からひんやり冷たい水が、とうとうと流れ出ています

なんて不思議ですばらしい場所なんでしょう

「お父さん、来て来て!川がこんなところから出てくるよ!!」

上を見上げると・・・こんなに巨大な岩の割れ目が!

山からの流れは栄養をたくわえながらジャングルをぬけ、
下流で地下にもぐったり、琉球石灰岩の岩の中を抜けたりして海へと流れ着きます。
山の栄養をたっぷりとふくんだ川の水は海へと流れこみ、美しいサンゴ礁を育てているのです。
「海と森はつながっている」
そう自然とは、いろんな命がつながりあって輪になって、一つになったもの
下流で地下にもぐったり、琉球石灰岩の岩の中を抜けたりして海へと流れ着きます。
山の栄養をたっぷりとふくんだ川の水は海へと流れこみ、美しいサンゴ礁を育てているのです。
「海と森はつながっている」
そう自然とは、いろんな命がつながりあって輪になって、一つになったもの

森と海 命をつなぐよ 佐久田川

さて、なんと今年の子河童たちは、この場所で「新発見!」をしちゃったのです

スタッフ「あれ?ボク、なんでこんなとこから出てきたの???」
子河童くん「トンネルがあるよ!」
スタッフ「えぇ~~!どこどこ?!」

川の出口の洞窟、ちょっともぐりこむと、コッチからアッチへ抜けるトンネルがあったんですね~

これにはスタッフもびっくり、何度も何度も来ている場所なのに知りませんでした・・・!
うーーん、やっぱり子どもってすばらしい

キミについていくよ!

お!トンネルから出てきた!ボクと・・・アレ!お母さんも!

どんなもんだい!おいら親子河童隊長だい!

さあ、海森学校恒例の海岸ゴミ清掃タイムです

今日一日遊ばせてもらったこと、そしてふるさとの自然への感謝の気持ちを込めて・・・

ゴミ分別の専門家、海森スタッフ下地のにぃにぃの説明を聞いて・・・


よっしゃぁ、みんなでキレイにするぞ!

ワッショイワッショイ、ボクもこんなに集めたよ!
チビ河童くん・・・かわいいやら、たのもしいやら・・・


わずか20分でこんなに集まりました

ゴミの前で、記念撮影!
みんなの笑顔も、海岸も、ピッカピカに光ってますね、うれしいね!



ゴミをかついで、もと来た道を帰ります

わっしょい、わっしょい、ゴミはちょっと重いけど、なんだか心がふんわり軽いんだよな~

この帰り道、自分よりも大きいようなゴミを抱えて、最後まで歩きとおした男の子がいました。
「大丈夫?持とうか?」って聞いても、真剣な表情で黙々とジャングル道を歩いていたね・・。
その背中を追いかけながら、うれしくてまたまた胸いっぱいになる海森スタッフであります

こんな体験が、「自然と仲良く生きる未来」の種となって、みんなの心に大きく育っていくはずだ・・・

子どもって、すばらしいな

自然って、あったかいな、ありがたいな

そして・・・笑顔って素晴らしいな

みんなも自然も笑顔の未来を、力合わせてつくっていこうね

そんなシンプルな思いを、新たにした一日でした

参加者の皆様、ありがとうございました

講師のアオちゃん隊長=青木康夫さん(リフトアップ石垣島エコツアー)、ありがとうございました

環境省の千田さん、春口さん、学生さんのサクラコちゃん、ご協力くださった皆様、ありがとうございました

これからも、どうぞよろしくお願いいたしますm(^^)m
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
アオちゃん隊長も、授業レポートをブログに書いてくれました

さすがプロ、「マニアック編」もありますよ!


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆佐久田川 生きもの写真展◆
撮影:海森学校講師 普天間“ちゃーがんじゅー”明日香














キノコ村の住人たちの名前がわからなくてごめんなさい

キノコ博士のキミ!わかったら教えてね



佐久田川さん、ありがとうございました
子河童たちの未来に幸あれ

子河童たちの未来に幸あれ


Posted by 石垣島海森学校 at 02:29│Comments(0)
│イベントのレポート